2012年08月31日

赤福氷。

赤福氷。



8月も半ばを過ぎた21日、今年の猛暑の横綱があらわれたような

暑い暑い日に、伊勢神宮へ行ってきました。

ちょうど駅前の商店街がお盆休みに突入し、

家で高校野球を見てるんもなあ・・・智弁も負けたし・・・ならば

かねてから念願の「赤福氷」を食べに伊勢神宮へ「避暑」に行こう、と

思い立って、車を東へ東へ走らせました。

伊勢神宮へ避暑? というと文法上、というか気象学地政学上おかしいのではないか、

ふつう和歌山で避暑、となると高野山ではないのか、と誰もがギモンに思われるでしょうが、

これには伏線がありました。

知り合いが7月にお伊勢さんへお参りし、

赤福氷、なる奇妙な名前のかき氷を食べてきた、それはそれは

おいしかったと言っていたのを思い出したのです。

「五十鈴川が流れてて、杉木立の中でな、けっこうええ風吹いて。

そこでかき氷。気持ちよかったでぇ」。そんなコトバを反芻し、

車を走らせること3時間。伊勢神宮の内宮に着きました。

というか、内宮近くの駐車場に着きました。


伊勢神宮は、暑かったです。

フツーに考えて和歌山と何ら標高が違わないので

暑いのは当たり前です。

車を留めようと、駐車場を探すのですが、内宮に近い駐車場は満車で、

誘導されるままに進んでいくと、内宮からはどんどん遠ざかっていきます。

ようやく五十鈴川の河原の駐車場にたどり着き、外に出ました。

川面に跳ね返る真夏のお日様はぎらぎらと容赦なくどついたれ光線を反射させ、

アスファルトからはむははむははと陽炎を伴った熱気が立ち昇ってきます。

100台は留められるであろう大きな河川敷の駐車場からは同様に

「えらいとこに留めさせられた」感満載のカップルや親子連れが

首をややうなだれ、内宮があろうとおぼしき方向に向かってしおしおと進んでいきます。

赤福氷。



20分も歩いたでしょうか。目指す伊勢神宮の大鳥居が見えたときは、

全身汗みずくでした。

さすがお伊勢さんだけあって敷地は広く

行けども行けども本殿にたどり着きません。

杉木立は鬱蒼としてはいるものの、砂利道から立ち昇る猛烈な熱気が日陰にさえ迫って

とにかく本殿までたどり着いて二礼二拍手パンパンして赤福氷、赤福氷、と

頭のなかで呪文のようにつぶやき唱えながら歩いていきました。

赤福氷。



前を行く大学生風情のカップルがまあこの炎天下に、

べちゃべちゃとほどけなくなった知恵の輪みたいな絡まり方をして歩いているのを見てイラダちが募り、

最近とみにコシが弱くなった髪が額にぺちゃっと貼りつくのをハンカチで掻き上げ掻き上げ、

なんとか本殿の参拝を済ませました。


つづく\(-o-)/
















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Posted by チャームサロンカワサキ&フェイシャルクラブ at 23:05│Comments(0)せんむのブログ
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