2012年10月07日
すすきのじゅうたん。
生石山、へ行ってきました。
この前朝日新聞に、今生石山のすすきが見頃ですよ~、という記事が
1面にカラーで載っていたので、ちょうどいとこが3連休で帰ってきたこともあり、
二人して出かけてみました。
生石山、は我々海南市民には、目の前の藤白山、の次に馴染みの深い山で
小学校の遠足の定番でもありますし、
狭い林道を抜けて山頂から360度の景色を見遥かす、というのは気持ちのいいものです。
今から30年も昔、学生の頃、5月のゴールデンウィークの夜に友人たちとこの山に車ででかけ、
山頂でバーベキューをするつもりが、あまりの強風で、バーベキューの火が周りの枯れ草に燃え移り、
呑気にパンパン火の粉を追っているうちに、麓から消防団の方々が猛烈なイキオイで駆け上がってきて
それはもう激しく叱られた、という、私にとっては苦い、というか申し訳ない思い出のある山でもあります。
この日は、海南市内の気温が23℃、と、前日よりも3℃ほど気温が下がり、っすっかり秋めいていました。
海南から20分も走ると、辺りは一面黄金色の田園になり、目の前に覆いかぶさるように
生石山の山塊が迫ってきます。小川の宮、という集落を抜けると、
いきなり立ち上がったように道路は急峻になり、標高を稼いでいきます。
折しも三連休で、朝日新聞に掲載された、ということもあってか
普段は車の希な狭い林道に、対向車がどんどんやってきます。
車幅一杯の杣道のような箇所ですれ違うのは非常に困難で、
それでも県外ナンバーの若い娘が乗っている軽、などが結構なイキオイで
坂道を下ってきます。ここでは1歩間違うと脱輪、というよりむしろ転落、
という事態になるやもしれず、慎重に慎重に、高度を稼いでいくと、
急にセンターラインの引かれた立派な道になり、目の前になだらかな山容が広がりました。
生石高原、です。
3か所ある駐車場はどこもほぼ満杯で、殆どが京阪神ナンバーです。
生石高原、も有名になったものです。
何とか車を留め、外へ出ました。
寒いです。
海南は、昨日まで夏日、でした。
私たちは半袖でした。
まだ、夏の余韻に浸っていました。
外へ出る前、車の中の温度計が17℃、となっていたので、
半袖では寒いのは当たり前です。
しかしまあせっかく来たのでもあるし、しばらくは半袖でもガマンできるであろう、ということで
私たちは、目の前に開けた小径に歩を進めました。
一面、黄金色の、すすきのまさに“じゅうたん”です。
すすきのじゅうたんが、折からの強風にあおられて、右へ、左へ大きくしなりたなびき、
そこへ雲間から時折顔を出すおひさまの光がキラと反射して
鈍い銀色を放っています。
これはかなりキレイです。
ひさびさに、人工物以外でキレイなものを見たな、という気持ちになりました。
南を見ると、まだ夏の衣を纏ったままに見える、紀伊山地の深緑の山塊。
北には、「木の国」と言われる紀州にあって、唯一開けた紀ノ川の平野。
目の前に広がる、すすきの群生。
山頂は芝生、なんでしょうか刈り込まれた草のなだらかな丘、になっていて、そこで観光客が一息ついて、子供たちは
芝ソリのようなことをして嬌声をあげています。
しかしそれにしても寒いです。
生石山の標高は、870m。
気温はおそらく17℃。
それに風。立っていたら煽られそうな風が、びょうびょうと吹き募っています。
周りをぐるりと見渡しても、遮るものが無い、この一帯では最高峰の山を甘く見てはいけませんでした。
私たちを除く県外からの観光客の皆さんは、全員が、長袖。しっかり情報を仕入れて
山頂の気温、に適応していますが、それでも17℃にこの風は、やや厳しいのでしょうか、歓声が上がるのは
体感温度、などということにはおそらく無縁な子供たちばかりで、
大人たちは皆一様に言葉少な目です。
それでもそこかしこで、幕の内、などを広げている妙齢のご婦人方の眉間には縦ジワが入っています。
少し遅れた避暑、が一足早い冬体験、となったみたいです。
半袖、の私たちは、周囲風景掌握、すすき群生網膜焼付完了、と指差し確認して、
早々に車に乗り込みました。
生石山は今、ススキの最盛期です。
ぜひぜひ、ウワモノを1枚羽織って、お出かけください
この前朝日新聞に、今生石山のすすきが見頃ですよ~、という記事が
1面にカラーで載っていたので、ちょうどいとこが3連休で帰ってきたこともあり、
二人して出かけてみました。
生石山、は我々海南市民には、目の前の藤白山、の次に馴染みの深い山で
小学校の遠足の定番でもありますし、
狭い林道を抜けて山頂から360度の景色を見遥かす、というのは気持ちのいいものです。
今から30年も昔、学生の頃、5月のゴールデンウィークの夜に友人たちとこの山に車ででかけ、
山頂でバーベキューをするつもりが、あまりの強風で、バーベキューの火が周りの枯れ草に燃え移り、
呑気にパンパン火の粉を追っているうちに、麓から消防団の方々が猛烈なイキオイで駆け上がってきて
それはもう激しく叱られた、という、私にとっては苦い、というか申し訳ない思い出のある山でもあります。
この日は、海南市内の気温が23℃、と、前日よりも3℃ほど気温が下がり、っすっかり秋めいていました。
海南から20分も走ると、辺りは一面黄金色の田園になり、目の前に覆いかぶさるように
生石山の山塊が迫ってきます。小川の宮、という集落を抜けると、
いきなり立ち上がったように道路は急峻になり、標高を稼いでいきます。
折しも三連休で、朝日新聞に掲載された、ということもあってか
普段は車の希な狭い林道に、対向車がどんどんやってきます。
車幅一杯の杣道のような箇所ですれ違うのは非常に困難で、
それでも県外ナンバーの若い娘が乗っている軽、などが結構なイキオイで
坂道を下ってきます。ここでは1歩間違うと脱輪、というよりむしろ転落、
という事態になるやもしれず、慎重に慎重に、高度を稼いでいくと、
急にセンターラインの引かれた立派な道になり、目の前になだらかな山容が広がりました。
生石高原、です。
3か所ある駐車場はどこもほぼ満杯で、殆どが京阪神ナンバーです。
生石高原、も有名になったものです。
何とか車を留め、外へ出ました。
寒いです。
海南は、昨日まで夏日、でした。
私たちは半袖でした。
まだ、夏の余韻に浸っていました。
外へ出る前、車の中の温度計が17℃、となっていたので、
半袖では寒いのは当たり前です。
しかしまあせっかく来たのでもあるし、しばらくは半袖でもガマンできるであろう、ということで
私たちは、目の前に開けた小径に歩を進めました。
一面、黄金色の、すすきのまさに“じゅうたん”です。
すすきのじゅうたんが、折からの強風にあおられて、右へ、左へ大きくしなりたなびき、
そこへ雲間から時折顔を出すおひさまの光がキラと反射して
鈍い銀色を放っています。
これはかなりキレイです。
ひさびさに、人工物以外でキレイなものを見たな、という気持ちになりました。
南を見ると、まだ夏の衣を纏ったままに見える、紀伊山地の深緑の山塊。
北には、「木の国」と言われる紀州にあって、唯一開けた紀ノ川の平野。
目の前に広がる、すすきの群生。
山頂は芝生、なんでしょうか刈り込まれた草のなだらかな丘、になっていて、そこで観光客が一息ついて、子供たちは
芝ソリのようなことをして嬌声をあげています。
しかしそれにしても寒いです。
生石山の標高は、870m。
気温はおそらく17℃。
それに風。立っていたら煽られそうな風が、びょうびょうと吹き募っています。
周りをぐるりと見渡しても、遮るものが無い、この一帯では最高峰の山を甘く見てはいけませんでした。
私たちを除く県外からの観光客の皆さんは、全員が、長袖。しっかり情報を仕入れて
山頂の気温、に適応していますが、それでも17℃にこの風は、やや厳しいのでしょうか、歓声が上がるのは
体感温度、などということにはおそらく無縁な子供たちばかりで、
大人たちは皆一様に言葉少な目です。
それでもそこかしこで、幕の内、などを広げている妙齢のご婦人方の眉間には縦ジワが入っています。
少し遅れた避暑、が一足早い冬体験、となったみたいです。
半袖、の私たちは、周囲風景掌握、すすき群生網膜焼付完了、と指差し確認して、
早々に車に乗り込みました。
生石山は今、ススキの最盛期です。
ぜひぜひ、ウワモノを1枚羽織って、お出かけください
Posted by チャームサロンカワサキ&フェイシャルクラブ at 22:45│Comments(0)
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