2012年10月21日
USJの夜は更けない 2
エクスプレス・パス、という横入(はい)りチケットは
ブックレット4、といって、スパイダーマン、は必須アトラクションで
あとは2つのアトラクションから好きなほうを1つ選べるようになっていて、
これが3枚綴り。必須のスパイダーマンと合わせると
合計4つのアトラクションを、行列回避、で見ることができるようになっていました。
当然私の基準には、お尻にやさしいアトラクション、という大前提があります。
しかし、組み合わせを見ると、2つのうちひとつの、お尻にやさしそうなアトラクション、
例えばバックドラフト、とかジョーズとかはすでに体験済みで、
残された未体験のアトラクションは、いわゆる絶叫系と、ややハゲシい揺れを伴う
3Dメガネ系、ということがわかりました。
まあ良いではないか。せっかくヒサビサのUSJでもあるし、この機会に未体験のアトラクションをすべて
制覇してしまおう、と、波のように押し寄せる中学生の修学旅行集団を掻き分けて
まず最初に、スペース・ファンタジーザライド、という、室内を周回するジェットコースター、に乗りました。
これはいわゆる、絶叫系、でありますがが室内、ということもあり、大したことはないだろう、タカをくくっていました。
結果。
アトラクションは、楽しかったです。そんなに絶叫、するほどのものでもありませんでした。
しかし、お尻は痛かったです。
遠心力、でお尻にGがかかるのが良くないみたいです。
お医者さんに、「まあ3カ月は痛いで」と、言われていたのを甘く見ていました
尾てい骨をさすりさすり、表へ出ると、折しもパレードが始まる直前で、
大勢の人が目抜き通りの両側に、鈴なり、になっています。
私は、沿道の中学生の集団に混じって
ややダメージを受けたお尻を陽光にかざしいたわりながら、パレードの通るのを待ちました。
やがて、建物の一角から、陽気なサンバのリズムに乗って、
パレードの一隊が、姿を現しました。
ヒスパニックの音楽に乗って、大勢のダンサーが、踊り歌いながらやってきました。
リオのカーニバルをミニチュアにして、日本人にして、ハロウィンテイストを加えました、という感じでしょうか。
一隊はあくまでも陽気に、賑やかに、渾身のダンスを踊りながら、目の前を通り過ぎて行きます。
観客は大喜びで、サンバのリズムに合わせて、手拍子を打っています。
観客も、ダンサーも、満面の笑み。笑みが沿道を包みます。
私も思わず手拍子を打ちました。これはテンションが上がります。
やがて、目の前に大きな山車(だし)、がやってきました。
山車の上から、ハロウィンの仮装をしたおねえさんが何人かいて
観客に向かって、何かを投げています。
そこかしこで嬌声があがっています。
投げているものは、ネックレスでした。
パール粒のようなネックレスを、観客に向かって投げています。
けっこうな量のネックレスの束を投げています。
沿道は大騒ぎで、このネックレスの争奪戦、になっています。
山車の上のおねえさんは、手を振る観客のほうに、気前よくどんどんネックレスを投げています。
高みからモノを投げるひとと、群がり拾うひとびと。
私は、これは、何かに似ているな。と思いました。
これに似て非なるものを、私は何度も経験しているな、と。
餅まき。
子供の頃、海南の日限山の上で夏祭りの夜に行われた餅まき。
建前のときに、新築の家の屋根から行われていた餅まき。
USJのパレードを見て、餅まき、を連想しているのはおそらく
前後左右見渡しても、私だけだったのでしょうか。
山車、が私の前まで来ました。
ネックレスなど欲しくもなんともなかったのですが、
条件反射的に、おねえさんに向かって手を振りました。
周囲はほぼ中学生で、頭ひとつ私が抜けていたからでしょうか、
子供にまじって、おっさんがウレシげに手を振るのがおねえさんの目に止まったからでしょうか、
おねえさんは満面の笑みを返して、私の方へ向けて、ネックレスのひとかたまりを投げてくれました。
ネックレスの束が、私の顔面を直撃しました。
金銀赤緑青紫の、色とりどりのネックレスが、私の周囲にまき散らされ
一瞬のうちに中学生たちが仕留めて、歓声を上げています。
ネックレス隊は、まだ続くようでした。
すぐ後ろの山車からも、ネックレスが投げられています。
こうしているわけにはいきません。
何がこうしているわけにはいかないのかわかりませんが、
私の闘争本能のどこかにスイッチが入りました。
8本、ゲットしました。
してやったり、です。
餅まきスピリットは健在でした。
\(-o-)/つづく
ブックレット4、といって、スパイダーマン、は必須アトラクションで
あとは2つのアトラクションから好きなほうを1つ選べるようになっていて、
これが3枚綴り。必須のスパイダーマンと合わせると
合計4つのアトラクションを、行列回避、で見ることができるようになっていました。
当然私の基準には、お尻にやさしいアトラクション、という大前提があります。
しかし、組み合わせを見ると、2つのうちひとつの、お尻にやさしそうなアトラクション、
例えばバックドラフト、とかジョーズとかはすでに体験済みで、
残された未体験のアトラクションは、いわゆる絶叫系と、ややハゲシい揺れを伴う
3Dメガネ系、ということがわかりました。
まあ良いではないか。せっかくヒサビサのUSJでもあるし、この機会に未体験のアトラクションをすべて
制覇してしまおう、と、波のように押し寄せる中学生の修学旅行集団を掻き分けて
まず最初に、スペース・ファンタジーザライド、という、室内を周回するジェットコースター、に乗りました。
これはいわゆる、絶叫系、でありますがが室内、ということもあり、大したことはないだろう、タカをくくっていました。
結果。
アトラクションは、楽しかったです。そんなに絶叫、するほどのものでもありませんでした。
しかし、お尻は痛かったです。
遠心力、でお尻にGがかかるのが良くないみたいです。
お医者さんに、「まあ3カ月は痛いで」と、言われていたのを甘く見ていました
尾てい骨をさすりさすり、表へ出ると、折しもパレードが始まる直前で、
大勢の人が目抜き通りの両側に、鈴なり、になっています。
私は、沿道の中学生の集団に混じって
ややダメージを受けたお尻を陽光にかざしいたわりながら、パレードの通るのを待ちました。
やがて、建物の一角から、陽気なサンバのリズムに乗って、
パレードの一隊が、姿を現しました。
ヒスパニックの音楽に乗って、大勢のダンサーが、踊り歌いながらやってきました。
リオのカーニバルをミニチュアにして、日本人にして、ハロウィンテイストを加えました、という感じでしょうか。
一隊はあくまでも陽気に、賑やかに、渾身のダンスを踊りながら、目の前を通り過ぎて行きます。
観客は大喜びで、サンバのリズムに合わせて、手拍子を打っています。
観客も、ダンサーも、満面の笑み。笑みが沿道を包みます。
私も思わず手拍子を打ちました。これはテンションが上がります。
やがて、目の前に大きな山車(だし)、がやってきました。
山車の上から、ハロウィンの仮装をしたおねえさんが何人かいて
観客に向かって、何かを投げています。
そこかしこで嬌声があがっています。
投げているものは、ネックレスでした。
パール粒のようなネックレスを、観客に向かって投げています。
けっこうな量のネックレスの束を投げています。
沿道は大騒ぎで、このネックレスの争奪戦、になっています。
山車の上のおねえさんは、手を振る観客のほうに、気前よくどんどんネックレスを投げています。
高みからモノを投げるひとと、群がり拾うひとびと。
私は、これは、何かに似ているな。と思いました。
これに似て非なるものを、私は何度も経験しているな、と。
餅まき。
子供の頃、海南の日限山の上で夏祭りの夜に行われた餅まき。
建前のときに、新築の家の屋根から行われていた餅まき。
USJのパレードを見て、餅まき、を連想しているのはおそらく
前後左右見渡しても、私だけだったのでしょうか。
山車、が私の前まで来ました。
ネックレスなど欲しくもなんともなかったのですが、
条件反射的に、おねえさんに向かって手を振りました。
周囲はほぼ中学生で、頭ひとつ私が抜けていたからでしょうか、
子供にまじって、おっさんがウレシげに手を振るのがおねえさんの目に止まったからでしょうか、
おねえさんは満面の笑みを返して、私の方へ向けて、ネックレスのひとかたまりを投げてくれました。
ネックレスの束が、私の顔面を直撃しました。
金銀赤緑青紫の、色とりどりのネックレスが、私の周囲にまき散らされ
一瞬のうちに中学生たちが仕留めて、歓声を上げています。
ネックレス隊は、まだ続くようでした。
すぐ後ろの山車からも、ネックレスが投げられています。
こうしているわけにはいきません。
何がこうしているわけにはいかないのかわかりませんが、
私の闘争本能のどこかにスイッチが入りました。
8本、ゲットしました。
してやったり、です。
餅まきスピリットは健在でした。
\(-o-)/つづく
Posted by チャームサロンカワサキ&フェイシャルクラブ at 17:55│Comments(0)
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