2012年10月22日
USJの夜は更けない 3
パレードの一隊が通り過ぎ、観客たちは三々五々、思い思いのアトラクションに散って行きました。
私は、手に入れた8本のネックレスを首からぶらさげて、意気揚々と次のアトラクション、
横入(はい)りチケットの2枚目を使うべく、バックトゥーザ・フューチャー、に向かいました。
バックトゥーザ・フューチャーは、開園してまもなく、1時間半待ちに業を煮やして
半時間並んで挫折して見ずに帰った記憶があります。
しかし、今回は横入り、のエクスプレスパス、を持っています。
バットゥーザフューチャー、の待ち時間は、30分でした。
意外と、空いています。
しかし、館内の手前に、長い長い柵、が設けられていて、
そこをうねうねうねと、修学旅行生を中心に、老若男女がどぐろを巻いていました。
どぐろの手前の係員にチケットを見せると、1か所の鎖を解いてくれました。
言われるままに進むと、どぐろの人々、の横にまっすぐに伸びた通路があって、
人っ子一人いません。その通路を、ずんずん進んでいきます。
これはまさに裏口入学、であります。
中学生たちから羨望の眼差し、が注がれます。
申し訳ないような肩身の狭いような感情とはウラハラに
妙な優越感、も沸いてきます。
VIP。などという言葉も頭をかすめます。しかし
彼らの中に混じって、まんじりともせず行列する、などということは
それだけでくたびれ果ててしまいそうです。
おじさんには、そんな気力、も体力もありません。
あっという間に、アトラクションの建物の中に入りました。
私は、映画をテレビで見た記憶がほんのりあるくらいで
このアトラクションの中身をまったく理解していませんでした。
博士が開発した「デロリアン号」に乗って、
過去だったか未来だったかをいったりきたりする、という程度の乏しい情報量でした。
建物の中で長い行列の先頭集団、と一緒になって
20畳くらいの部屋に通されました。
そこで、一通りのレクチャーを受けました。
部屋の隅に注意書き、があって、心臓疾患のある方、首に疾患のある方、
背中・腰に疾患のある方云々、と書かれています。
尾てい骨にヒビの入った方。とは書かれていませんが
妙に不安になります。
やがて私たちは、さらにいくつかの班に分けられ、
8人ずつ、さらに小さな10畳敷きくらいの小部屋に通されました。
目の前に、これから乗るであろうデロリアン号らしきモノが見えます。
この車、に乗り込むようです。
ものの5分、も経たなかったでしょうか。
小部屋の中に、けたたましいサイレンがなりました。
いよいよアトラクションがj始まります。
私は、3Dメガネを装着しました。時空を超えた旅に出ます。
サイレンに続いて、「火事です。火事です。」と、野太い男性の声が流れました。
変わったインサートであります。
また、サイレンがなりました。
今度は英語です。
FIRE! と連呼しています。
同じ小部屋には、家族連れがひと組と、若いカップルが乗っていました。
皆一様に、次の展開を待っています。
またサイレンがなって、「火事です」を繰り返します。
ん?
火事です、サイレン、FIREは、都合3回繰り返されました。
やがて、小部屋に入る唯一のドアが開けられ、
スタッフらしき女の子がやや青ざめて部屋に入ってきました。
どうやら本物、の火事のようです。
「火災報知機が異常を感知して、申し訳ございませんが今しばらくこのままでお待ちください」
アトラクションがもうすでに始まっていて、演出なのか、と誰もが思っていました。
私たちは、小部屋に軟禁状態になりました。
10分過ぎました。
相変わらず、火事ですサイレンFIREの3点セット館内放送は続いています。
スタッフの女の子が、また顔を出しました。
「ただいま原因を調べておりますので、いましばらく」、と言い残して、
慌ただしく顔を引っ込め、ドアを閉めました。
どうやら、本格的な火事、ではないようです。
15分が経過しました。
空調も止まっています。
小部屋の中の温度は、人いきれでどんどん上がっていきました。
親子連れの子供が、床に座り込んでいます。
汗が止まりません。
スタッフがまた顔を覗かせて、「ご気分の悪い方はいらっしゃいませんか」と尋ねてきます。
私は、汗みずくで、とりあえずもうアトラクションはいいからこの部屋から出してほしい、と言うと
「マニュアルですので」という返事です。
結局、30分近く閉じ込められて、ようやく釈放されて外に出た時は、
すでに日が西に傾いていました。
ボヤ騒ぎは結局1時間ほどで終息して、
改めてバックトゥーザフューチャー、にリトライしました。
スパイダーマンも見ました。ジュラシックパークザライド、にも行きました。
どのアトラクションも、尾てい骨に沁みわたりました。
最後に乗った、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド(ジェットコースター)では、
すべてのGが尾てい骨を直撃して、肛門が裏返るかと思いました。
ハロウィンホラーナイト、は木曜日はお休みでした。
皆さんUSJにお出かけのときには、日程を正しくチェックしましょう。
あとUSJには、あのように落ちたり回ったりするアトラクションだけではなくて
もう少しお尻にやさしいアトラクションも考える時にきているのではないか、と
付け加えておきます。
付け加えなくていい?
はい、はい
私は、手に入れた8本のネックレスを首からぶらさげて、意気揚々と次のアトラクション、
横入(はい)りチケットの2枚目を使うべく、バックトゥーザ・フューチャー、に向かいました。
バックトゥーザ・フューチャーは、開園してまもなく、1時間半待ちに業を煮やして
半時間並んで挫折して見ずに帰った記憶があります。
しかし、今回は横入り、のエクスプレスパス、を持っています。
バットゥーザフューチャー、の待ち時間は、30分でした。
意外と、空いています。
しかし、館内の手前に、長い長い柵、が設けられていて、
そこをうねうねうねと、修学旅行生を中心に、老若男女がどぐろを巻いていました。
どぐろの手前の係員にチケットを見せると、1か所の鎖を解いてくれました。
言われるままに進むと、どぐろの人々、の横にまっすぐに伸びた通路があって、
人っ子一人いません。その通路を、ずんずん進んでいきます。
これはまさに裏口入学、であります。
中学生たちから羨望の眼差し、が注がれます。
申し訳ないような肩身の狭いような感情とはウラハラに
妙な優越感、も沸いてきます。
VIP。などという言葉も頭をかすめます。しかし
彼らの中に混じって、まんじりともせず行列する、などということは
それだけでくたびれ果ててしまいそうです。
おじさんには、そんな気力、も体力もありません。
あっという間に、アトラクションの建物の中に入りました。
私は、映画をテレビで見た記憶がほんのりあるくらいで
このアトラクションの中身をまったく理解していませんでした。
博士が開発した「デロリアン号」に乗って、
過去だったか未来だったかをいったりきたりする、という程度の乏しい情報量でした。
建物の中で長い行列の先頭集団、と一緒になって
20畳くらいの部屋に通されました。
そこで、一通りのレクチャーを受けました。
部屋の隅に注意書き、があって、心臓疾患のある方、首に疾患のある方、
背中・腰に疾患のある方云々、と書かれています。
尾てい骨にヒビの入った方。とは書かれていませんが
妙に不安になります。
やがて私たちは、さらにいくつかの班に分けられ、
8人ずつ、さらに小さな10畳敷きくらいの小部屋に通されました。
目の前に、これから乗るであろうデロリアン号らしきモノが見えます。
この車、に乗り込むようです。
ものの5分、も経たなかったでしょうか。
小部屋の中に、けたたましいサイレンがなりました。
いよいよアトラクションがj始まります。
私は、3Dメガネを装着しました。時空を超えた旅に出ます。
サイレンに続いて、「火事です。火事です。」と、野太い男性の声が流れました。
変わったインサートであります。
また、サイレンがなりました。
今度は英語です。
FIRE! と連呼しています。
同じ小部屋には、家族連れがひと組と、若いカップルが乗っていました。
皆一様に、次の展開を待っています。
またサイレンがなって、「火事です」を繰り返します。
ん?
火事です、サイレン、FIREは、都合3回繰り返されました。
やがて、小部屋に入る唯一のドアが開けられ、
スタッフらしき女の子がやや青ざめて部屋に入ってきました。
どうやら本物、の火事のようです。
「火災報知機が異常を感知して、申し訳ございませんが今しばらくこのままでお待ちください」
アトラクションがもうすでに始まっていて、演出なのか、と誰もが思っていました。
私たちは、小部屋に軟禁状態になりました。
10分過ぎました。
相変わらず、火事ですサイレンFIREの3点セット館内放送は続いています。
スタッフの女の子が、また顔を出しました。
「ただいま原因を調べておりますので、いましばらく」、と言い残して、
慌ただしく顔を引っ込め、ドアを閉めました。
どうやら、本格的な火事、ではないようです。
15分が経過しました。
空調も止まっています。
小部屋の中の温度は、人いきれでどんどん上がっていきました。
親子連れの子供が、床に座り込んでいます。
汗が止まりません。
スタッフがまた顔を覗かせて、「ご気分の悪い方はいらっしゃいませんか」と尋ねてきます。
私は、汗みずくで、とりあえずもうアトラクションはいいからこの部屋から出してほしい、と言うと
「マニュアルですので」という返事です。
結局、30分近く閉じ込められて、ようやく釈放されて外に出た時は、
すでに日が西に傾いていました。
ボヤ騒ぎは結局1時間ほどで終息して、
改めてバックトゥーザフューチャー、にリトライしました。
スパイダーマンも見ました。ジュラシックパークザライド、にも行きました。
どのアトラクションも、尾てい骨に沁みわたりました。
最後に乗った、ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド(ジェットコースター)では、
すべてのGが尾てい骨を直撃して、肛門が裏返るかと思いました。
ハロウィンホラーナイト、は木曜日はお休みでした。
皆さんUSJにお出かけのときには、日程を正しくチェックしましょう。
あとUSJには、あのように落ちたり回ったりするアトラクションだけではなくて
もう少しお尻にやさしいアトラクションも考える時にきているのではないか、と
付け加えておきます。
付け加えなくていい?
はい、はい
Posted by チャームサロンカワサキ&フェイシャルクラブ at 20:11│Comments(0)
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