2014年02月18日
淡路島のど根性水仙 3
和歌山から途中小休止を含んで、3時間半でたどり着いた淡路島の、灘黒岩水仙郷。

水仙が咲き乱れているであろう崖の下にネコの額ほどの小さな駐車場があって
わたくしの車を先導するように走っていた、大型の観光バスが、警備員によって招き入れられました。
わたくしもバスに続いて入ろうとすると、お前はさらに先へ進め、と
赤い誘導等で来た道の先へ追いやられました。
? この先に一般の駐車場があるのかと思い、車を先へと進ませますが
左側が崖、右側が海、という景色が遥か彼方まで続いていて
車を止めるスペースは見当たりません。
1㌔ほど走って、これは地元の単なる通行車、と間違われたか、と気づき
来た道をとって返して、さっきバスが入って行った猫額駐車場の手前の路肩に車を止め、そこから100メートルほど歩いて、
猫額駐車場の上の、水仙郷の入口らしきところを目指しました。

先ほど私たちを誘導等でシッシした警備員の脇をすり抜け、猫額駐車場を過ぎた先の坂の上に、
大きな駐車場があって、たくさんの車が留まっています。

私たちだけが地元民に見えたのでしょうか。
大駐車場の上に、件の「水仙郷」が見えてきました。
断崖絶壁を縫うように、九十九折れになった路を、大勢の人々が登っていく姿が見えます。

登山口、というと大袈裟ですが登り口には、ご自由にお使いください、の杖が置かれています。
借りようかどうしようか、一瞬の逡巡。をした自分を少し心の中で恥じながら
一歩一歩、崖の杣路を登って行きました。
この日は曇天ながらも風はおだやかで
登るにつれて、風に飛ばされずに残った水仙の甘酸っぱい香りが辺りに薄っすら漂っています。
普段この辺りは海べりで風が強く、水仙の香りも風に煽られ飛ばされて、
このように立ちこめることはないのですよ、と団体客を引率しているバスガイドさん。
しかし麓近くの水仙は、つい幾日か前の雪の重みで、根元近くからすっかりなぎ倒されていました。

ああ少し悲しい光景であるな、と思いながらさらに歩を進め崖の高みに登るに連れ、雪に覆われなかった水仙が
海に向かって咲き誇り、青灰色の海の色と、見事なコントラストを描いています。


黒岩水仙は、江戸時代、付近に漂着した球根を近隣の住民が植えたのが始まり、だそうです。
海からなぜ水仙の球根が漂着したのか、など不思議です。
諭鶴羽山地が海に落ち込む海の断崖絶壁にありながら、びょうと吹き募る風に耐え、
細い枝をしなやかに揺らせている水仙。
この淡路島の南の端で、雪は想定外だったのでしょう。
続く\(-o-)/

水仙が咲き乱れているであろう崖の下にネコの額ほどの小さな駐車場があって
わたくしの車を先導するように走っていた、大型の観光バスが、警備員によって招き入れられました。
わたくしもバスに続いて入ろうとすると、お前はさらに先へ進め、と
赤い誘導等で来た道の先へ追いやられました。
? この先に一般の駐車場があるのかと思い、車を先へと進ませますが
左側が崖、右側が海、という景色が遥か彼方まで続いていて
車を止めるスペースは見当たりません。
1㌔ほど走って、これは地元の単なる通行車、と間違われたか、と気づき
来た道をとって返して、さっきバスが入って行った猫額駐車場の手前の路肩に車を止め、そこから100メートルほど歩いて、
猫額駐車場の上の、水仙郷の入口らしきところを目指しました。

先ほど私たちを誘導等でシッシした警備員の脇をすり抜け、猫額駐車場を過ぎた先の坂の上に、
大きな駐車場があって、たくさんの車が留まっています。

私たちだけが地元民に見えたのでしょうか。
大駐車場の上に、件の「水仙郷」が見えてきました。
断崖絶壁を縫うように、九十九折れになった路を、大勢の人々が登っていく姿が見えます。

登山口、というと大袈裟ですが登り口には、ご自由にお使いください、の杖が置かれています。
借りようかどうしようか、一瞬の逡巡。をした自分を少し心の中で恥じながら
一歩一歩、崖の杣路を登って行きました。
この日は曇天ながらも風はおだやかで
登るにつれて、風に飛ばされずに残った水仙の甘酸っぱい香りが辺りに薄っすら漂っています。
普段この辺りは海べりで風が強く、水仙の香りも風に煽られ飛ばされて、
このように立ちこめることはないのですよ、と団体客を引率しているバスガイドさん。
しかし麓近くの水仙は、つい幾日か前の雪の重みで、根元近くからすっかりなぎ倒されていました。

ああ少し悲しい光景であるな、と思いながらさらに歩を進め崖の高みに登るに連れ、雪に覆われなかった水仙が
海に向かって咲き誇り、青灰色の海の色と、見事なコントラストを描いています。


黒岩水仙は、江戸時代、付近に漂着した球根を近隣の住民が植えたのが始まり、だそうです。
海からなぜ水仙の球根が漂着したのか、など不思議です。
諭鶴羽山地が海に落ち込む海の断崖絶壁にありながら、びょうと吹き募る風に耐え、
細い枝をしなやかに揺らせている水仙。
この淡路島の南の端で、雪は想定外だったのでしょう。
続く\(-o-)/
Posted by チャームサロンカワサキ&フェイシャルクラブ at 20:22│Comments(0)
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